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2026.09.18
【更新情報】2026年8月27日から「ゆうちょ手続きアプリ」が新様式の在留カードに対応|外国人の口座開設がより便利に
新様式の在留カードをお持ちの外国人の方へ
外国人の方が日本で生活するうえで、銀行口座は給与の受け取りや公共料金の支払いなどに必要となる重要なものです。
特に、特定技能外国人や技能実習生など、日本で働く外国人の方にとっては、入国・転職・在留期間の更新などに伴って、銀行口座に関する手続きが必要になることがあります。
こうした外国人の方の銀行手続きをより便利にするため、ゆうちょ銀行では、2026年8月27日から「ゆうちょ手続きアプリ」の対応範囲を拡大しました。
2026年6月14日以降に発行された**新様式の在留カード(特定在留カードを除く)**について、同アプリで本人確認書類として利用できるようになっています。
これにより、新様式の在留カードをお持ちの外国人の方は、スマートフォンを使って、口座開設などの手続きを行えるようになりました。
出入国在留管理制度の変更に伴い在留カードの様式が変更される中、外国人の方の銀行手続きについても対応が進んでいます。
本記事では、ゆうちょ銀行が公表している最新情報をもとに、外国人の方が利用できる「ゆうちょ手続きアプリ」の概要と注意点について解説します。
1.2026年8月27日から新様式の在留カードに対応
ゆうちょ銀行は2026年8月27日、「ゆうちょ手続きアプリ」を更新しました。
これにより、**2026年6月14日以降に発行された在留カード(特定在留カードを除く)**が、アプリでの本人確認に利用できるようになりました。
これまで新様式の在留カードの一部については、ゆうちょ銀行の各種アプリで利用できないケースがありましたが、今回の対応によって「ゆうちょ手続きアプリ」では対象となる新様式の在留カードを利用した手続きが可能となっています。
ゆうちょ銀行によると、対象となる外国人の方は、スマートフォンを利用して口座開設などの手続きを行うことができます。
2.「ゆうちょ手続きアプリ」でできること
「ゆうちょ手続きアプリ」は、スマートフォンからゆうちょ銀行の各種手続きを行えるアプリです。
外国人の方の場合、在留カードなどを利用して本人確認を行い、必要な情報を入力することで、対象となる手続きを進めることができます。
現在、同アプリでは、例えば次のような手続きに対応しています。
① 口座開設の申し込み
在留カードとスマートフォンを利用して、口座開設の申し込みができます。
外国籍のお客さま向けの口座開設手続きは、英語・中国語(簡体字)・ベトナム語・日本語に対応しています。
日本語での手続きに不安があるベトナム人などの外国人の方にとっても、利用しやすいサービスとなっています。
なお、アプリから申し込める口座は、通帳を発行しない無通帳型総合口座「ゆうちょダイレクト+(プラス)」です。
② お客さま情報の申告
在留期間などの情報更新や、取引目的などの申告をスマートフォンから行うことができます。
在留カードを更新した場合など、銀行に登録している在留情報の更新が必要になるケースでは、こうしたオンライン手続きを活用できます。
③ 住所変更
引っ越しなどによって住所が変わった場合には、アプリから住所変更の手続きを行うことができます。
④ 暗証番号の再登録
キャッシュカードの暗証番号を忘れてしまった場合などに、アプリから再登録の手続きができます。
⑤ 通帳・カードの再発行
紛失などの場合には、通帳やカードの再発行に関する手続きを行うこともできます。
ゆうちょ銀行では、これらの手続きをスマートフォンから行えるようにすることで、窓口へ来店することなく手続きできる範囲を広げています。
3.外国人の方にとって特に便利なポイント
「ゆうちょ手続きアプリ」には、外国人の方が利用しやすいポイントがあります。
スマートフォンで手続きできる
窓口へ行く必要がない手続きであれば、自宅や職場などからスマートフォンを使って手続きを進めることができます。
ゆうちょ銀行の案内では、アプリは原則24時間利用可能とされています。ただし、システムメンテナンスなどによって利用できない時間帯があります。
外国語にも対応
外国人向けの口座開設手続きでは、外国語にも対応しています。
そのため、日本語での銀行手続きに不安がある外国人の方にとっても、手続き内容を確認しながら進めやすくなっています。
会員登録が不要
ゆうちょ銀行の案内によると、アプリは会員登録を行わなくても利用できます。
画面に表示される質問に回答しながら必要な情報を入力していく形式のため、銀行手続きに慣れていない外国人の方にも利用しやすい仕組みとなっています。
4.口座開設はどのような流れ?
新様式の在留カードを利用して、アプリから口座開設を申し込む場合の基本的な流れは次のとおりです。
STEP 1 アプリを起動
「ゆうちょ手続きアプリ」をスマートフォンにインストールし、重要なお知らせなどを確認します。
STEP 2 在留カードで本人確認
在留カードを使用して本人確認を行います。
2026年6月14日以降に発行された新様式の在留カードについても、2026年8月27日から、特定在留カードを除いて対応しています。
STEP 3 必要な情報を入力
画面に表示される質問に回答し、口座開設に必要な情報を入力します。
外国人向けの口座開設手続きは、ベトナム語を含む複数の言語に対応しています。
STEP 4 内容を確認して申し込み
入力した内容を確認し、申し込みを完了します。
ゆうちょ銀行によると、口座開設の申し込み内容は貯金事務センターで確認され、確認結果は通常、入力したメールアドレスに送られます。
5.重要な注意点:「特定在留カード」は現在もアプリ非対応
今回の変更で特に注意したいのが、特定在留カードです。
特定在留カードとは、在留カードとマイナンバーカードを一体化したカードです。
2026年8月27日の「ゆうちょ手続きアプリ」の更新では、新様式の在留カードに対応しましたが、特定在留カードについては、現時点では引き続きアプリを利用できません。
特定在留カードをお持ちの方がゆうちょ銀行で手続きを希望する場合は、当面の間、ゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口で手続きを行う必要があります。
また、手続きの際にはパスポートの提示を求められる場合があるため、特定在留カードとあわせてパスポートを準備しておくことが案内されています。
ゆうちょ銀行は、特定在留カードへの対応について準備を進めており、対応時期が決まり次第、Webサイトで案内するとしています。
6.「新様式の在留カード」と「特定在留カード」を混同しないことが重要
外国人の方を支援する企業や登録支援機関では、在留カードの種類を確認したうえで銀行手続きを案内することが重要です。
今回のゆうちょ銀行の対応を簡単に整理すると、次のようになります。
| 在留カードの種類 | ゆうちょ手続きアプリ |
| 2026年6月14日以降発行の新様式の在留カード | ○ 特定在留カードを除き対応 |
| 特定在留カード(マイナンバーカード一体型) | × 現在は非対応 |
| その他の本人確認書類 | 手続き内容により利用可能 |
特に「2026年6月14日以降に発行された在留カード=すべてアプリで利用できる」と考えないよう注意が必要です。
特定在留カードについては、現時点では別途窓口での手続きが必要です。
7.特定技能外国人を受け入れる企業へのポイント
外国人労働者を受け入れている企業では、入社時の生活支援の一環として銀行口座開設をサポートするケースがあります。
特に、来日したばかりの特定技能外国人や技能実習生の場合、
- ・給与振込口座の準備
- ・住所登録
- ・在留カードの確認
- ・携帯電話の契約
- ・銀行口座の開設
- ・公共料金等の支払い
など、生活開始に必要な手続きが集中します。
今回の「ゆうちょ手続きアプリ」の対応拡大により、対象となる新様式の在留カードを持つ外国人の方については、銀行窓口へ同行することなく、本人がスマートフォンから手続きを進められるケースが増えます。
登録支援機関や企業の担当者にとっても、外国人本人が利用できるオンライン手続きを把握しておくことは、生活支援をスムーズに行ううえで重要です。
8.企業・登録支援機関が外国人の方へ案内するときのチェックポイント
外国人の方に「ゆうちょ手続きアプリ」を案内する場合は、次の点を確認しておくと安心です。
CHECK 1
在留カードの発行日を確認する
2026年6月14日以降に発行された新様式の在留カードか確認します。
CHECK 2
特定在留カードではないか確認する
マイナンバーカードと一体化された「特定在留カード」は、現在のところアプリでは利用できません。
CHECK 3
スマートフォンを準備する
アプリを利用するため、対応するスマートフォンが必要です。
CHECK 4
口座開設の場合は必要な情報を準備する
本人確認書類のほか、勤務先や住所など、手続きに必要となる情報を確認しておきましょう。
CHECK 5
日本語に不安がある場合はベトナム語版を活用する
外国人向けの口座開設手続きはベトナム語にも対応しています。
CHECK 6
アプリが利用できない場合は窓口での手続きを検討する
特定在留カードの場合など、アプリが対応していない場合には、ゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口で手続きを行います。
9.まとめ
2026年8月27日から、「ゆうちょ手続きアプリ」が**2026年6月14日以降に発行された新様式の在留カード(特定在留カードを除く)**に対応しました。
これにより、対象となる外国人の方は、スマートフォンを利用して口座開設などの手続きを行えるようになりました。
また、外国人向けの口座開設手続きは外国語にも対応しているため、日本で生活を始める外国人の方にとっても活用しやすいサービスです。
一方で、特定在留カード(マイナンバーカード一体型)は現在も「ゆうちょ手続きアプリ」に対応していません。
外国人を雇用する企業や登録支援機関においては、在留カードの種類を確認したうえで、本人が利用できる手続き方法を案内することが大切です。
今後もゆうちょ銀行から対応状況に関する新しい情報が発表される可能性がありますので、外国人従業員の生活支援を行う際には、最新情報を確認するようにしましょう。
参考情報
・ゆうちょ銀行「ゆうちょ手続きアプリ」
・ゆうちょ銀行「一部解消|当行アプリで一部の在留カードをご利用いただけません」
